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オールシーズンタイヤについて解説!

2025.04.21


自動車に関する知識を解説シリーズ!
第1回 安心安全な運行の味方!オールシーズンタイヤを解説。

こんにちは!日野コンピューターシステム株式会社です。
今回は、事業者様の業務時のみならず、日頃の生活の役立つ自動車の知識である、
自動車のタイヤ、その中でも“オールシーズンタイヤ”について解説します!


1. そもそもオールシーズンタイヤとは?

 オールシーズンタイヤは、簡単に言うと年間を通じて使用できるタイヤのことであり、晴天・降雨時ではノーマルタイヤに近いグリップ力を、雪道においてはノーマルタイヤよりも強いグリップ力を持っているタイヤのことを言います。使い方に注意して賢く使えば、1年間タイヤをスタッドレスタイヤ等に履き替える必要がないので、大変便利であり、アメリカなどでは非常にメジャーなタイヤです。

 オールシーズンタイヤは雪道でもグリップ性能を確保するために、タイヤのゴムに特殊な素材を使うことで低温下でも柔軟性を保ったり、降雨時の排水性を高めるトレッドパターンを採用したりして、様々な工夫がとられています。

2. オールシーズンタイヤにも種類がある

 そんなオールシーズンタイヤですが、実は高速道路の”冬用タイヤ規制“をクリアできるタイヤと通れないタイヤとそうでないタイヤがあるのを皆さんご存じでしょうか!?

 一般的なオールシーズンタイヤには、タイヤの側面に「M+S」(マッド&スノー)と刻印されている製品があります。これは「M」はMud(泥、ぬかるみ)、「S」はSnow(雪)の走行を想定したタイヤですよということを意味しています。

 もう一つ、タイヤのサイドウォール部分に「スノーフレークマーク」が付いているタイヤがあります。このマークは、ASTM(米国材料試験協会)の試験に合格したタイヤを意味しており、このマークが付いたタイヤは、雪道や凍結路でも安全に走行できることが保証されており、高速道路の冬用タイヤ規制時でも通行可能です!
ただし、アイスバーンなど凍結路などでのグリップ力や制動力は、スタッドレスに劣ります。そのようなシーンでは、タイヤメーカーもスタッドレスを勧めています。また、「全車両チェーン装着規制」下では、スタッドレスタイヤもチェーンを装着しなければならず、同様にオールシーズンタイヤもチェーンを装着しないと通行することはできません。道路規制や路面状況をよく確認しましょう!

3. オールシーズンタイヤとはいえ、油断は禁物

 実際のオールシーズンタイヤの冬道での性能をテストをJAFで行った結果があります。
 【Youtube】:走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ【JAFユーザーテスト】
 圧雪路での試験結果は、スタッドレスタイヤが17.3m、オールシーズンタイヤが22.7m、ノーマルタイヤが29.9mと、オールシーズンタイヤはノーマルタイヤとスタッドレスタイヤのちょうど中間の性能でした。やはり、雪道を走れる性能を有しているとはいえ、油断は禁物です、安全運転を心がけましょう。

4. 最後に

 1年間通して使用できるオールシーズンタイヤについて紹介しました。その中でも、スノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤでは、高速道路の冬用タイヤ規制時でも通行可能です。一方で、氷上性能などはスタッドレスタイヤほどの性能はないので、注意が必要です。
 日野コンピューターシステムの本社がある東京都日野市では、年間を通してめったに大雪は降りません。そのため、そのような環境化では、急な積雪でも走行可能なオールシーズンタイヤを履くことで安心感が違うのではないでしょうか!


今後とも日野コンピューターシステムをよろしくお願いいたします!

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この記事を書いた人
日野コンピューターシステム株式会社  ソリューション推進部  村上

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